コラムニスト：世界経済のリセッション（不景気）に対する恐怖で、レパトリエーション（資金回帰）が発生。資産を現金化するため、株価売却などが行われる。この負の連鎖が株価続落を引き起こしている。ドル円はリスク回避の「ドル買い・円買い」で綱引き状態だが、大方がその後、円高色が強くなる。
市場筋：NY市場ではダウが3000ドル近く下落。FRBの利下げやG7も株価の下落を抑えることは出来ず安全通貨のドルに買いが集中。市場の不安心理が収まる気配は見られず、今日も株価の下落と共にドル買いの動きは強まるとみる。一方で所々円買いの動きも入るなどアップダウンの激しい動きが予想される。
市場筋：本日も株価続落と円高リスクが高まるとみられるが四半期末を控え基軸通貨であるドルへの需要も根強い。このためドル買いと円買いニーズが交錯しドル円は本日も不安定な相場展開が続く公算が大きい。
市場筋：各国の協調体制は決して遅くはなく、その規模もかなり大きなものだ。市場が過度に悲観的に偏り過ぎているともいえるが、今の状況はしばらく続くとみてよいだろう。金利をここまで引き下げたとしても既に金融政策は限界とみられる中で最も安全な通貨である米ドル買いは更に進むとみる。
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