＜XM FX 為替ニュースまとめ 2020 8/7＞
昨日のドル円は、前日にNY株式市場が堅調な地合いで引けた流れを継いでリスクオンからドル円クロス円ともに底堅さをキープして始まり、海外市場では米中対立リスクの高まり（ドル売り）や、米追加財政合意期待の後退から105.40円付近まで下落。
しかし米新規失業保険申請件数（結果118.6万件、予想140.0万件）が良好な結果から一時値を戻すも買いは続かず、この日安値105.30円まで下落。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり105.65円付近まで持ち直しています。
本日のドル円は引き続き105円台半ばを中心としたもみ合いになるか注目されますが、本日の一番の注目点は、米雇用統計ですが、4日にトランプ米大統領が「雇用に関し、金曜日に大きな数字がでる」と発言していることで、市場は好結果が出ることを予想しています。
ただ今回の雇用統計はは前回を大幅に下回り前月比+150万人程度と予想されています。
市場関係者の間からは「雇用情勢の改善傾向が2021年まで維持される可能性は残されており、7月の雇用統計が今回の市場予想と一致しても悪材料ではない」との声も聞かれています。
一方、来週から多くの本邦企業で夏季休業がはじまることで、休業前に輸出企業を中心にしたドル売り需要が根強いですが、105.50円と105.00円に大きめのオプションがあり、オプションを利用したドル買い需要があるため、雇用統計がネガティブサプライズでない限り昨日同様にドル円の下落局面では下値を支持する展開も想定されます。
ドル円のテクニカル的に下値の目途は昨日安値の105.30円や節目の105.00円とし、上値は昨日高値105.70円や一目均衡表の105.99円が意識されます。
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