市場筋:昨日はトランプ大統領が国民に小切手を支給する計画発表(最大1000ドル)でダウ平均の上昇や米10年債利回りの上昇に繋がり、ドル買いに拍車をかけている。しかしながら、ドル円の上値は、本邦機関投資家などによる3月の期末決算に向けたレパトリエーション(海外資産売り・円買い)で限定的か。
市場筋:昨日は欧米株式市場は前日の大幅安の反動で値上がりしたが、多くのクロス円が続落するなど円買いの動きも続いており、市場心理が改善したとは言い難い展開。ただ本日もドル資金確保の動きでドル円は底堅い推移が見込まれるが、市場センチメントが不安定なだけに振れ幅の大きい展開も。
市場筋:昨日は米国の大規模な財政出動で株式市場は安定化する可能性があるとの見方からドル円は上昇したが、感染拡大がもたらした経済的な被害は桁違いであり、リーマン・ショックを上回るものになるとの声も聞かれており、いつでも反落する危機を抱えていることから利食いもこまめに入れておきたい。
市場筋:FRB以外の主要5中銀が米ドル資金供給オペを行い始めるなど、差し迫ったドル需要は徐々に和らぐとみられ、為替市場の変動幅は徐々に縮小へ向かうのではないか。本日のドル円は107円台を中心に方向感を探る展開を見込む。
アナリスト:ドル円は昨日の上昇ですでに“3/13~3/16の61.8%戻し(107.212円)”に達してしまっています。「ドルへの需要」が高まっているだけに、“大きく崩れることはない”とは考えますが、本日に関しては“さらなる上値追い”ではなく“一旦の調整(やや下押し)”を懸念したいところです。
ディーラー:ドル円、、、今は買い方、その底知れない強さに脱帽、敬意を表して、少し押し目買いで行かないといけないような気がしました。106円75銭~82銭ぐらいに引き付けてドル買い、逆指値を106円45銭に、108円台への回帰、108円50銭ぐらいを狙いたいです。
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