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バイデン大統領誕生でドル円相場は?

 

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<米大統領選挙はバイデン勝利でドル円は?>

先週のドル円は、緩やかな下落相場となりましたが、先週注目されたのは、やはり米国の新大統領をめぐるゴタゴタだったと思います。

しかしキーパーソンのトランプ大統領は米大統領選の結果はまだ、正式には受け入れていないものの、大統領実務の引き継ぎには応じたため、バイデン次期大統領は粛々と新組閣を組み始めています。

その中で注目される人事は次期財務長官は誰になるのかでしたが、前FRB長官のイエレンさんに決まりました。

ハト派のイエレン米財務長官が誕生したので、ドル高抑制の可能性が高まることでドル円の上値は抑えられるのか注目されますが、市場はイエレン氏とパウエル氏というハト派がドル安につながるとみています。

しかし長期間低金利の維持で経済が回復し、税収が増えるとドルが買い戻される可能性もあります。

また前回、前々回のクリントン大統領やオバマ大統領の政権下では財政収支の改善でドル円は最終的に上昇しています。

この点を考慮すると、一方的な円高も考えづらい局面ではあります。

一方、NYダウに目を転じると史上初めて3万ドルの大台に達しました。

この株価の上昇はファイザー社、モデルナ社などの、新型コロナワクチンの開発が順調で、12月にも接種が開始されるとの見通しが一役買っているのも事実です。

また政府、中央銀行が、異常な金のばらまきをしたことによる株価の上昇ですが、政府、中央銀行が、この方針を変更する予定は、今のところまったくないようです。

このため数カ月単位で考えたとき、このバブルが弾ける展開は想定しずらいと思われます。

そこでドル円相場ですが、以前の相場ではリスクオンになるとドル円は上昇するという定説が成り立っていましたが、3月のコロナ相場で、この前提条件は崩れました。

そして現在は、リスクオンになるとドルが売られるといった傾向がありドル円以外のドルストレートではドルが売られています。

ドル円は、そのドル売りとリスクオンによる上昇圧力とに挟まれて動きづらい展開となり、緩やかな円高傾向となりつつあります。

このためドル円の売り場探しは常に考えなければならない局面ではありますが、全体が円安傾向のとき、ドル円が一方的に下落していくという展開は考えづらいので、103円台中盤では反発する展開も見込まれます。

 

 

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