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米大統領選挙でドル円の為替相場はどうなるのか?

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<米大統領選挙でドル円の為替相場はどうなるのか?>

いよいよ今年最大に注目される米大統領選挙が迫ってきましたが、先週のドル円は相変わらず104円をバックに底堅い展開が続いています。

その米大統領選挙ですが、毎回の大統領選挙においてドル円の動向の特徴は、一方向に動き出すと年初来の高値か安値のどちらかを更新するパターンが続いています。

そのため今年の場合は、直近の節目でありマジノ線でもある104円を割り込むと年初来安値101.17円を起点とした大きな上げ幅のフィボナッチ76.4%戻しにあたる103.65-70円が意識されそうですが、前記の今年のコロナショックで3月に記録した今年の最安値101.17円を割り込む展開も想定されます。

ただ前回の大統領選挙のトランプラリーの場合は、市場ではトランプ氏が勝てばドル円は大暴落が起こると予想されていました。

そのため売り手市場となりドルを売る人が多くなりましたが、結果的には、ドル円は、そこから118円まで上昇する踏み上げ相場となっています。

今回の場合は、バイデン氏が優位とみられていますが、仮にバイデン氏が大統領になった場合、米政治の先行き不透明感の解消や米中対立の解消などをを通じて当初はドル買い・円売りが強まると見られています。

ただ一巡後はバイデン・民主党勝利⇒大きな政府⇒財政赤字拡大からトリプルブルー成立を通じた増税への想起から株式市場が値崩れを起こす展開が想定されます。

その際は、リスクオフのドル買いも想定されるためドル円は下落基調なものの方向感のない展開が見込まれます。

※「トリプルブルー」とは、バイデン氏が大統領選挙で勝利し、上下両院とも民主党が制すること。民主党のシンボルカラーがブルーのため、トリプルブルーと呼ばれている。

一方、トランプ大統領が再選した場合は米議会のねじれ継続に伴う米追加景気対策の後ずれ観測や、米中対立激化を通じたドル売り・円買いが続くと予想されます。

このためドル円は104.00円が決壊すれば、100円へと米ドル安が進行する可能性が濃厚となります。

最悪のケースは、なかなか大統領が決まらずに投票やり直しなどとなる場合で、その場合は米政治の先行き不透明感を背景にリスク回避ムードが強まり、ドル円相場の急落に繋がる恐れあります。

いずれにせよ、大統領選挙後はボラティリティの高まりからドル円相場が荒れる展開が予想されるため、「後出しジャンケン」でいいので、ドル円のトレンドが出た方向についていくというのがベストな投資法かと思われます。

 

 

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