<XM FX 為替ニュースまとめ 2020 9/3>
昨日のドル円は、東京市場で菅官房長官が出馬を正式に表明し、安倍政権の政策を今後更に高める姿勢を示したことで市場に安心感が広がり底堅い展開。
欧州市場ではユーロ高けん制発言からユーロ売りが強まり、ドル円は106.30円付近まで上昇。
しかしNY市場で発表されたADP雇用統計が予想を下回り米長期金利の低下が重石となり、伸び悩む展開となっています。
本日のドル円は米国株式は強い動きを見せており、リスク回避的なドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性があります。
ただ明日の米雇用統計を控え動意に乏しい展開も想定されます。
また雲の下限106.31円が上値を抑える展開となっており、本日の雲下限は106.26円、明日は105.98円に低下していくため上値が重くなる展開も予想されます。
ただユーロドルが上値を抑えられたことで目先はポジション調整のドル買い戻しの動きが継続する可能性もありますが、明日の雇用統計ではADPの結果から予想を下回る可能性が高く、追加緩和の思惑が一段と広がる可能性にも要警戒です。
尚、本日21:30発表される米週間新規失業保険申請件数は前週から小幅に減少する一方、23時の8月のISM非製造業景況感指数は前月からやや低下する見込みですが、前述したように明日の8月雇用統計発表を控えているうえ、米低金利政策の長期化観測を背景としたドルの先安観は根強く、積極的なドル買いは入りづらいとみられます。
本日のドル円は下値目途は、106.00円や昨日安値の105.85円、9月1日安値105.59円とし、上値の目途は昨日高値106.30円や8月26日高値106.56円を意識し、株価や米長期金利をにらむ展開となります。
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