NY市場でのドル円は、NYダウは先週末比2013.76ドル安と暴落しS&P500は株価指数の下落率が基準値(7%)に達したために現行の取引ルールとなった2013年以降では初めて取引の一時中断措置(サーキット・ブレーカー)が発動されて15分間売買が停止。
ドル円は101円18銭を付けるなど一日で見るとまさにセリングクライマックスといってもよい展開。
その後は、日銀によるレートチェックの噂等を受けて持ち直すも戻りは鈍く推移しています。
本日のドル円は、世界的な株安を受けてリスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性があります。
ただ昨日はブラジルなど新興国では介入を実行しているものの、トランプ政権にべったりの安倍政権が為替介入に動くことは考えにくく、せいぜい昨日の口先介入が関の山とも考えられます。
或る市場筋は「FRBによる資金供給規模の拡大やトランプ大統領は給与税減税などの経済措置について10日に米議会と協議すると明らかにしており、ドルの下落に歯止めがかかると期待される。しかし世界的に株安の展開が続いており、ドル円の下値不安は拭えず、昨日安値101円17銭を下抜けると節目の100円も視野に」
と予想。
別の市場筋は「ドル円は102円を上回る内は上昇余地ありとし、103.30円超えからは103.50円前後への上昇を想定するが、103.50円以上は反落注意。103.50円超えからは103.75円を目指すとみる。一方、102円割れからは下げ再開と仮定して9日夜安値101.23円試しを想定する。底割れからは100円試し想定」
と予想しています。
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