先週末のドル円は3/12以来、約4ヵ月半ぶり安値となる104.19まで急落したものの、海外時間にかけては、月末ロンドンフィキシングに絡む持ち高調整が支えとなり大規模なショートカバーを誘発し、106.05円近辺まで急速に値を戻す展開となりました。
市場では「ここのところ急速にドル安が進んだ反動でドルが大きく買い戻された」との声が聞かれ、更に8月の夏休みみ休暇を控えた投機筋の買い戻しも入った模様です。
一方、先週末のNYダウは、+114ドル高と反発しました。
フェイスブックやアマゾンなどが好決算だったことで、相場全体をナスダックをけん引したとみられます。
ただ米10年債利回りは0.533％と小幅に低下しているため再びドルが売られた場合は注意が必要でしょう。
またドル円は安値では買いが入っているものの、感染第2波で戻り売りも出てくる可能性もあります。
ただ先週末のドル円は俄かショートの積み上がりがドル円の急伸を誘発し、このショートカバーが一巡すれば再びドル売りに転じるとみられますが、海外勢は今月から本格的な夏休みに入るため、ドル円の値動きは再び縮小してくると予想さます。
このため先週付けた安値を更に下回る可能性は低いと思われます。
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