<XM FX 為替ニュースまとめ 2020 9/11>
昨日のドル円は、前日のNY株式市場の上昇を受け、5‐10日要因から106.27円まで上昇。
その後利益確定売りに押され106円台を割り込むも注目のECBを控え下げ渋る展開。
注目のECBではユーロ高けん制発言が見られずドル円は106円を割り込み105.98円まで下落。
NY市場では米8月生産者物価指数や7月卸売売上高は市場予想を上回る結果となったことや、米主要株価指数の急落を受けてリスク回避のドル買い・円買いが双方向で生じたこと(引っ張り合ったこと)等が理由となり、106円台前半での小動きとなりました。
本日のドル円はNY株安、米10年債利回り低下、原油安で上値が重い展開が予想されます。
また本日はポンド円の下落基調が円買い圧力となる可能性や株安→クロス円下落→ドル円連れ安の波及経路に要警戒となります。
一方、ドル円のテクニカルポイントは106円付近となり、一目均衡表・転換線106.07円、基準線106.08円や21日線が全て同水準に密集する状態となっているため、レンジ相場継続の展開も想定されます。
ただ昨日はECBでユーロ高牽制発言等が見られなかったですが、ユーロ高の背景にあるのは、FRBの超緩和政策によるドル安です。
このため現行の水準にはECBはまだ警戒感はないとみて、市場はECBが警戒する水準を模索するためにユーロの上値を試す可能性もあり、ドル円の下押し圧力には要警戒です。
尚、本日21:30には8月の米消費者物価指数が発表されますが、FOMCを来週に控え、相場への影響は限定されるとみられます。
ただ米追加経済対策成立への期待が後退しており、リスクオフの地合いが見込まれるため下振れへの警戒にも注意が必要です。
テクニカル的にドル円の下値は9月9日安値の105.80円や一目均衡表の雲の下限105.66円とし、上値は9月10日高値106.30円や9月4日高値106.51円を意識し、株価・米長期金利の動向を睨む展開となります。
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